ラブリでは1998年のミッション設立以来、毎月第1週目をディボーションカード作成週に当てています。通常行なっている教会の活動をやめ、スタッフは火曜日朝から金曜日の夜までひたすらディボーションカードを作り続けています。子どもたちに「ディボーションにかかる時間は何分?」と聞くと「3分」という答えが返ってくるのですが、作る側はたった1枚のディボーションカードを作るのに何日もかかっているのです。本当に地道な働きです。でも、「この1枚を通してイエス様と出会ってほしい」「この1枚を通して十字架の愛に触れられてほしい」と1枚1枚に祈りと愛を込め作成しています。では、どのような行程を経てディボーションカードが誕生するのかを公開したいと思います。ミッションスタッフ紹介とあわせてご覧になるとより雰囲気が伝わって来るかもしれません。

 1.祈り
9時だぜ!全員集合!ということで、スタッフが集まってきます。何につけてもお祈りからスタートします。「わかりやすい質問を考えることができるように」「楽しいイラストを書くことができるように」「見やすくコンピュータ処理ができるように」「日本の子どもたちがこのディボーションを通して神様を知ることができるように」と皆で心を合わせて祈ります。



 2.質問作り
ディボーションカードのいのち!と言えるのがこの質問作りです。藤本牧師が選んでくれた聖書箇所をじーーーーーーっと見つめ、みことばが言わんとしていることを掴み、低学年・中学年・高学年とその対象に合わせて質問と選択肢を考えます。質問は基本的に3つの質問から成り立っています。1つ目は“観察質問”で、聖書には何と書かれているか、に着目させるための質問です。殆どの場合、その箇所のポイントになることばを穴埋めさせます。2つ目は“意味質問”です。みことばの意味を捉えさせるための質問で、低学年であれば選択肢の中から選ばせ、高学年であればその意味を書かせるのですが、真面目な選択肢ばかり考えると殆どが却下される……(涙)。子どもたちが楽しんでディボーションする為にスタッフは苦労しています。3つ目は“適用質問”です。みことばから教えられたことを今日どのように生活に適用し実行するかを助けるための質問です。「感謝して祈ります」 などパターン化した適用にならないようにヒントを与え、小さなことを1つ実行できるように考えさせ促すための質問です。質問作りスタッフはああでもないこうでもないと頭を抱え、聖書を黙想しては祈り、ため息をついてはコーヒーを飲み、注解書を開いてはペンを走らせ、またコーヒーを飲む……。1枚のディボーションカードを作るのに4時間から5時間はかかります。ある人は1日に1枚、中には1週間に1枚という人もいます。


 3.内容チェック
「先生できました!」と長〜〜い時間をかけて作った質問を、牧師と主事にチェックしてもらうためにスタッフが持ってきます。しかし、殆どはやりなおし……。「みことばと質問がずれているべ〜」「真面目でつまらないべ〜」「質問がパターン化しているべ〜」など様々な理由で、や・り・な・お・し。ガ?ン!

 


4.やりなおし
しかし、さすがミッションスタッフ。「こんどこそ〜」と手元に返ってきた原稿とみことばを再び見つめ、質問作りに励むのでした。祈り、叫び、コーヒーを飲み、数時間。…やっとのことで1枚のディボーションカードの質問が完成するのでした。

 



5.イラスト入れ
質問が完成した原稿をもとに、箇所の内容と対象にあったイラストをイラスト担当スタッフが考えます。全体の配置、文字などをレイアウトし、ラフ原稿を作り、主事にOKをもらったら本原稿を書き始めます。前後のページのイラストを見て似たようなレイアウトにならないように、また、登場人物の表情や動きをイキイキと描くように工夫します。低学年用の『ディボたん・ディボるん』のイラストはかわいらしくても良いのですが、高学年の『ディボラー』になると、かわいらしい=赤ちゃんぽく感じるので、カッコ良さ、面白さなどを中心に描きます。1枚1枚別々のイラストを手書きで書くのでこれまた時間がかかるのです。でも、楽しいです!

6.コンピュータ処理(画像と文字)
手書きのイラストをスキャナーし、コンピュータに入力します。イラストとレイアウトにあわせて題名、質問、選択肢などの文字を打ち込みます。題名もみことばの内容にあった雰囲気の文字を探して入力し、質問や選択肢の文字も一つ一つ大きさを変えて打ち込むという相当細かい作業がここでなされます。それに加えて、イラストが雑だったり、線からはみ出しているものもここで修正してくれます。その次にトーンを貼ります。様々なトーンの中から「この服にはこのトーン」「髪の毛はこのトーン」と一つ一つ選びながら貼っていくのです。コンピュータ処理担当の中山君は、毎日朝から晩までこの仕事をコツコツとしてくれています。最近はかなりプロ化してきました。


● 7.プリント校正
イラスト、題名、質問、トーン貼りを終えた原稿をプリントアウトします。誤字脱字、漢字は対象にあったものを使っているか、見やすいか、バランスはいいか、内容は分かりやすいか等をチェックします。1枚につき3回の校正を行ないます。真剣です。少しでもおかしいものは最初からやりなおします。妥協はなし!

 


● 8.表紙とマンガ作成
表紙とマンガを担当しているのが青梅在住の井上弥生姉。月の第1週目には2歳の芽生ちゃんを連れてわざわざ仙台まで来てくれます。ディボたん、ディボるん、ディボ吉、ディボラーの生みの親でもあります。それぞれの表紙のイラストを考え、描き、色をつけてくれます。また、独特のタッチで毎回毎回"濃い"マンガを書いてくれます。漫画の案は牧師や主事と相談し、ある程度の方向性を決め、あとは弥生ワールドです。ラフ原稿を書き、チェックしてOKがでたら本原稿にとりかかります。弥生姉は鉛筆書きまでで、ペン入れはイラスト担当の梅原姉と見満姉がします。いつかこのマンガが単行本になって出版されるでしょう。お楽しみに。

 9.修正・プリント・色指定
校正、修正した原稿に「ディボーションしよう」「ディボーションの仕方」「朝の家紹介」「おともだちの分かち合い」「ブレイクタイム」「コメント欄」等を加え再び校正します。その後、どのページのどの部分を何色にするかを決定し、印刷原稿をプリントします。

 


 10.印刷
何と印刷もラブリ教会で行なっています。指定された色と原稿を間違えないように注意しながら印刷スタッフが印刷機を回し続けます。原稿が曲がっていないか、文字とイラストが重なっていないか、濃度はちょうど良いか、左右によっていないかなど細かくチェックしながらの印刷です。表紙もラブリで印刷しています。そのためにレーザープリンタも購入してしまいました。



 11.製本
ここだけは業者に依頼します。親切な製本屋さんが、急ぎの時も「はいはい」と言って仕事を引き受けてくれます。そしてついに完成!できあがってきたディボーションノートを見て皆大喜び!

 


 12.献本式、配送
ラブリの礼拝において献本式を行ない、このディボーションノートが全国で用いられるようにと祈ってから全国に配送します。全国のキリスト教書店に『ディボたん・ディボるん』『ディボ吉』『ディボラー』が並んでいます。皆さん、是非、手にとってご覧になり、使ってみてください。ミッションスタッフが祈りと愛を込めた1冊です!

 


 



 

仙台ラブリ聖書教会 〒 984-0838仙台市若林区上飯田4-20-31 TEL 022-289-4587 FAX 022-289-6562 E-mail labri@slabri.com