2008年7月アーカイブ

先日、チケットをもらったので、車のあるカテゴリのレースを観に行った。そのチケットというのが、普通の観戦チケットではなく、なんとどこまでも入っていけるマスコミ用のパスだったのである。

 

まず、駐車場からして違う!一般の人が止めるサーキットの外にある駐車場ではなく、専用ゲートをくぐってサーキットの中に誘導され、どんどん中へ入っていけたのである。「え"っっ、こんなとこまで?」という感じで、あまりのうれしさに思わず「もう、これだけで帰ってもいい。」という声がでてしまった。私自身は全く何の関係者でもないしフツーの一般市民であるのだが、このパスの威力によってものすごい特権を得ることができたのだ。(駐車場だけでこれだけ盛り上がれる自分もどうかと思うが・・・)

 

しかし、これからが本番。車を降りて少し歩くと、いきなり、かっこよく改造してあるポルシェが「ヴボゴォン!」という爆音とともに真横からでてきた。「え"っっ、何だ、なんだ?これはもしかしなくとも、レースカーではないか。」そう、今からレースをするポルシェが私とスレスレにコースインしていくところだったのだ。一般の観客席ではこんなことは絶対に体験できない。なんという特権!そして回りの流れに乗って、地につかない足取りで歩いていくと、なんと!コースに入ってしまった!!「こ、こんなとこまで・・・い、いいのか?」しかし、何のおとがめもない。そう、これでいいのだ。

 

今からスタートしようとするポルシェたちを前に、ものすごいうれしさをこらえながら、顔がにやけないように、クールに振る舞いながら、余裕を見せながら、撮った写真がこれだ!

 

スタート前ポルシェ.JPG

美しいマシン、オイルのにおい、メカニックのプロい雰囲気、ドライバーの意気込み、う~~~ん、良すぎる!もし、これがF1だったら・・・感動のあまり倒れている。間違いない!・・・つづく。

今回のレースは"思い出の地"ドイツである。

今から14年前のことである。1994年夏、私たちはドイツに乗り込んだ。いくら日本でF1が盛り上がろうと、本場ヨーロッパにはかなわない。ヨーロッパにおいては、F1は文化であり、F1ドライバーは英雄なのだ。子どもから老人まで非常に多くの人がF1に親しみ楽しんでいる。私はどうしても本場でF1を体感したかったのである。

 

その手段として、大きな決断(即断だったが)をした。なんと、新婚旅行で本場に行こうと思ったのである。婚約者には大反対・・・・・・・されなかった。要するに彼女もF1が好きだったのである。そして選んだ場所がここ、大歓声が地響きを起こすと言われているスタジアムを持つ、ドイツホッケンハイムサーキット。

 

さて、今回のドイツGPでは、驚くことに今年から参戦のルーキー、ネルソン・ピケJrが堂々2位に入った。ここまで全くいいところがなく、実力を疑問視されていたピケがすばらしい結果を残したのである。マシン的にはとても2位になれるマシンではないのに、その上ルーキーで2位とは。F1は甘くない、だから、すごすぎる!

 

時は戻って1994年。その時のドイツGPも、ルーキーのオリビエ・パニスが2位というすばらしい結果を残した。フェラーリのこの年唯一の勝利に花を添えるさわやかな2位であった。レース後、妻は、背の高いドイツ人の人ごみをかきわけて、パニスにサインしてもらおうと駆け寄った。色紙ではなく、入場チケットを持って。ドイツ人ばかりの中に東洋人の女の子(当時)が目立ったのだろう。パニスはおもむろに隣の人からペンを取り上げ、そのチケットにサインしてくれたのである。これがそうだ。 パニスサイン中.jpg

Ol  P~_」。わが家のちょっとした宝物に数えられている。"思い出の地""思い出の2位"。1994年は暑い、熱い夏であった。・・・つづく。

この前、楽天VSロッテの試合を見に行った。私はプロ野球にはあまり興味がないので、選手は知らないし順位も直前に新聞で見た、という程度だが、地元楽天を応援しに行ったのである。

楽天ロッテ戦.JPG

試合の方は、両チーム0行進の投手戦だった。終盤、ロッテに1点取られたあと、さらにランナー2人をおいて、レフト側にライナー制の打球が飛んだ。そのとき、レフトのリック選手は、なんと、ダイビングキャッチを試みた。捕れば大ファインプレー・・・しかし・・・取れなかった。そのためランニングホームランとなり、一気に4対0になった。「あーーー」という残念感あふれるためいきがでた。もし捕っていれば、試合の流れは変わり、楽天が勝った試合だったように思う。とすれば、リック選手はここが勝負どころだと確信していたのではないだろうか。それが直感的にわかったので「一か八かだ!(Take a chance!)」という気持ちで飛び込んだのではないだろうか。結果はうまくいかなかったが、彼は勝負どころを知っていたのだと私は推測するのである。

 

このシーンから、勝負どころを知っているということは、とても大事なことではないかと思った。つまり、チャンスを生かすかどうかはチャンスを知ることにあり!う~~ん、野球もなかなか奥が深い。プロ野球は私からすると異業種ではあるが、これからもリック選手にはがんばってほしい。

今日はF1の話ではなかったが、最後に一言、次戦は"思い出の地"ドイツGPである。・・・つづく。

人とは勝手なもので、自分の都合によって応援したりしなかったりする。思わず一般化してしまったが、自分のことを言っているのである。

 

F11950年に始まり、その記念すべき第一戦目がイギリスGPだった。昨日はこの伝統あるイギリスGPで、最後まで手に汗握るレースとなった。終盤5位争いで4台のマシンが接近戦を展開していて、その中に唯一の日本人ドライバー中嶋一貴(ウィリアムズチーム)が7位から前を狙っていた。「中嶋の方が速い、いけー、がんばれ!あー、もうちょい・・・」などと言いながらテレビに張り付いていた。ところが、最後の一周でなんと8位を走っていたTOYOTAのトゥルーリに抜かれてしまった。5位、6位が狙えた中嶋は、結局8位でフィニッシュした。

 

623日のブログで「がんばれTOYOTA!」と言っておきながら、「このやろ~、TOYOTA」と思ってしまった。それにしても・・・くやしい。今回はHONDAのバリチェロが3位表彰台を獲得したので喜んでもいいはずなのだが、私としてはどうもすっきりしない。TOYOTAのトゥルーリはイタリア人、HONDAのバリチェロはブラジル人。私は「がんばれ日本(日本チーム)」ではなく、「がんばれ日本人(中嶋一貴)」なのである。しかし冷静になって思い出すと、中嶋の乗るウィリアムズのマシン、エンジンはTOYOTA製であった。う~ん・・・やはり「がんばれTOYOTA」と言わなければならないか。・・・つづく。