ベートーベン交響曲第7番。いい、これはいける!この曲を好きになった理由は、
爆発的な人気で一世を風靡した月9のドラマ「のだめカンタービレ」を見たからだ。その「のだめ」が8/28から再放送されはじめた。これは見ない手はない。(見ている)
ドラマ自体のいい点はたくさんあるが、ここは音に注目してみたい。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、トランペット、オーボエ、クラリネット、ホルンなど、さまざまな楽器がオケの中で何人もの手によって演奏されている。型やぶりなところもあるが、一人ひとりが音楽に向き合い、その音をからだ全体で奏でている。それぞれの楽器の美しい音色が、演奏者の技術によるだけでなく、その熱情によって、カンタービレ(歌うように)、表現されている。「最後の一音まで。」その結晶が"のだめ"であり、感動のベト7番なのだ。
ところで、このブログの第一話(4/9)で、F1の魅力の半分くらいが「音」であるということを書いた。初めてナマでF1を見たとき、その音を肌で感じ、以来私の中でそのことが確信となっている。一人ひとりのドライバーの、一つひとつのチームの技術と熱情が、それぞれのマシンの音にあらわれているのだ。中でも、90年代前半のF1の音はすばらしかった。特にフェラーリV12(V型12気筒)エンジンの甲高い音は、後頭部を刺激する最高に心地いい音であった。ホンダも同じV12型のエンジンだがフェラーリと一味違う音で「ホンダミュージック」と呼ばれていた。ルノーV10、フォードV8などいろいろなエンジン音が絡み合って、すばらしいF1サウンドを奏でていたのである。例えるなら、フェラーリとホンダはヴァイオリン、ルノーはヴィオラ、フォードはチェロか。とにかくシビレル!
今はどのチームもV8エンジンで、メーカーごとの特徴がわかりにくいが、スペインバレンシアでの地中海に響くF1サウンドをみなさんにも聞いていただきたい。きっと鳥肌が立つはず。パソコンの音量を最大にしてほしい。これが時速300kmの世界だ!
テレビ前での録音であるため、実況の声もあったりして、ちょっと残念であるが、まさに「F1カンタービレ」。レースに出場している20台をもってして、このすばらしい交響曲を奏でているのだ。レースで速さを見ると同時に、このサウンドを1時間半にわたって聴くという至高のひとときを、私は過ごしているのである。
このつづきはぜひテレビで。9/7ベルギーGP。どうか味わってほしい。「歌うように」F1カンタービレ。フォーミュラ交響曲第1番を!・・・つづく。