2009年4月アーカイブ

開幕から新参者のブラウンチームが2連勝。2戦連続でジェンソン・バトンがポール・トゥ・ウィン(予選1位・決勝でも1位のこと)の完全勝利。新参チームが開幕からのコレはF1史上初のことである。

 

確かに快挙であり、歴史に残ることであり、信じがたい驚きのビッグニュースである。・・・が、私としては、何か今ひとつ盛り上がれないところがあり、その快挙に魅力を感じなかった。なぜか?

 

その答えが、昨日の中国GPでわかった。F1はやはりドライバーのポテンシャルがモノを言うのである。私にとってそのポテンシャルとは"理屈ではない速さ"なのであり、私にはそれがとても魅力的だ。

 

ブラウンチームのマシンは確かにすばらしく速く優れていた。バトンもそのマシンを最大に生かし優勝した。しかしながら、いくらすばらしい勝利を飾っても、バトンのドライビングには魅力がないのである。すなわち"理屈ではない速さ"がないのである。この定義を説明するのはむずかしいので今回は省略するが、これが備わっているかどうかで、一流か超一流かが判別されるのではないかと思う。

 

このことは、今回の中国GPで優勝したセバスチャン・ベッテルを見ればわかってもらえるだろう。昨年、デビューイヤーで史上最年少優勝を果たしたこの21歳の若者には、理屈ではない速さがはっきりと見て取れる。近い将来、きっと巨星として輝くと期待している。

 

F1での勝利の魅力は、速いマシン、強力なチームではなく、速いドライバーにあり!なのである。・・・つづく。

 

 

「何が起こるかわからない」と言うことがあるが、実際には、おおよそ何が起こるかかがわかっている中で「何が起こるかわからない」と表現しているのではないか。

 

しかし、今年のF1は、ホントーーーーーに何が起こるかわからない。3/29オーストラリアGP。4/5マレーシアGPと早くも2戦が終わったが、まさかまさか、こんなことが・・・、本当に起こるとは・・・、信じられない。

 

これは「人間の予想など全くあてにならないぞ」と、神様が声を大にして言った『ちょっと待ったー』宣言ではないかと思う。

 

チャンピオンチームの苦杯と下位チームの祝杯。本当にありえない。

 

前年度のチャンピオンチーム、そしてチャンピオンを争ったチームが開幕戦と第2戦において、ほとんど奮わなかった。単に調子が悪いどころではない。他チームにごぼう抜きされていたのである。しかも昨年、中堅いや下位チームと言われていたチームに。こんなことはこの20数年はなかったことだ。

 

そのトップチームとF1関係者すべてを驚かせたのが、ブラウンGPF1チーム。昨年撤退したホンダF1チームを買収してできた、まだ今年生まれたばかりのチームだ。2か月前には、参戦すら難しい状況だったこのチーム。しかし、そんな不確定状況の中、コツコツとマシンを開発していたのである。

 

F1開催60年目の歴史の中で、新参チームが開幕戦で勝利するいう55年ぶりの快挙。さらに開幕2戦をポール・トゥ・ウィンの完全勝利で2連勝を飾ったブラウンチームのドライバー、ジェンソン・バトン。大英帝国のプリンスが参戦10年目にして、花開いた。いや、花開きすぎ!

 

何が言いたいのかというと、このブログがイキイキするシーズンが始まったということである。・・・つづく。