開幕から新参者のブラウンチームが2連勝。2戦連続でジェンソン・バトンがポール・トゥ・ウィン(予選1位・決勝でも1位のこと)の完全勝利。新参チームが開幕からのコレはF1史上初のことである。
確かに快挙であり、歴史に残ることであり、信じがたい驚きのビッグニュースである。・・・が、私としては、何か今ひとつ盛り上がれないところがあり、その快挙に魅力を感じなかった。なぜか?
その答えが、昨日の中国GPでわかった。F1はやはりドライバーのポテンシャルがモノを言うのである。私にとってそのポテンシャルとは"理屈ではない速さ"なのであり、私にはそれがとても魅力的だ。
ブラウンチームのマシンは確かにすばらしく速く優れていた。バトンもそのマシンを最大に生かし優勝した。しかしながら、いくらすばらしい勝利を飾っても、バトンのドライビングには魅力がないのである。すなわち"理屈ではない速さ"がないのである。この定義を説明するのはむずかしいので今回は省略するが、これが備わっているかどうかで、一流か超一流かが判別されるのではないかと思う。
このことは、今回の中国GPで優勝したセバスチャン・ベッテルを見ればわかってもらえるだろう。昨年、デビューイヤーで史上最年少優勝を果たしたこの21歳の若者には、理屈ではない速さがはっきりと見て取れる。近い将来、きっと巨星として輝くと期待している。
F1での勝利の魅力は、速いマシン、強力なチームではなく、速いドライバーにあり!なのである。・・・つづく。