複雑な心境の鉄人    by f1yokota

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現在ポイントリーダーのジェンソン・バトンは2位以下に大きな差をつけ、突っ走っている。このままいけば年間最多勝記録がどうしてもチラつく。

 

その一方で過去のことを思い出し複雑な心境のドライバーがいる。バトンのチームメイト、ルーベンス・バリチェロだ。今シーズン、バトンの優勝6回に対し、バリチェロは・・・0勝。不運もあったとは言え、う~~ん、肩身が狭い。

 

そのバリチェロは、かつて年間最多勝記録保持者の、あのミハエル・シューマッハーのチームメイトでもあった。シューマッハーが怒涛の勢いで勝利を重ねる中、彼は同じチームで同じマシンに乗りながら、自分は勝てず、自分との差のあまりの大きさに愕然とし、プライドをくじかれていた。しかし相手がシューマッハーなら仕方ないと開き直って自分のできることに徹していたのではないかと思う。

 

時代は変わったが、シューマッハーほどのドライバーではないチームメイトに、またしてもこんなに差をつけられてしまったことに、当時の記憶が交錯し、芋虫・・・失礼、苦虫をかみつぶしているのではないか。

 

しかしこれもまた彼しか経験していない領域。なんとか自分を見出し、記憶に残るいいレースをしてほしいものである。

 

ちょっと気の毒感があるが、1993年デビューのバリチェロは現在F1最多出場記録保持者である(前回のイギリスGPで279戦)。そしてもちろん、これからレースに出るごとに新記録を樹立しつづけていくわけである。

さぁ、ライバルは自分だ。行鉄人張知ェ路!(いけてつじんバリチェロ!)。・・・つづく。

 

 

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