現在最速と言われるレッドブルのマシン。そのマシンに乗るドイツの22歳の若者セバスチャン・ベッテル。同僚のマーク・ウェーバーはオーストラリの33歳の若者(+アルファ)である。
速くて力強く印象深いレースをするベッテルに比べ、地味で落ち着いたレースをするウェーバー。役者はどう見てもベッテルが上だった。そう「だった」のだ。
その理由は最近の戦績による。ここ数戦は予選も決勝もウェーバーの方が上だ。しかも伝統のモナコGPはウェーバーが制した。トルコGPでは、なんとチームメイト同士で接触しベッテルリタイヤ。私はベッテルのあせりが引き起こしたと見ている。
さまざまなことを引きずっているのか、今回のカナダGP、ベッテルには気迫が希薄のように感じた。元気がない。車載カメラから見えるステアリングさばきに迷いが見られる。さてベッテルの心境やいかに。
彼は今、ココロの勝負をしているのだと思う。F1の頂点、年間チャンピオンになるためには、どうしてもこれに勝利しなければならない。
ガンバレ、ベッテル。史上最年少チャンピオン目指し、次は地中海バレンシアだ。・・・つづく。